2017年生まれは今年何歳?|AI時代が“始まったあと”に生まれた世代
2017年生まれ。この世代をひとことで表すなら――「AI時代が“始まったあと”に生まれた世代」です。
2010年代前半はスマホ革命の時代でした。しかし2017年頃から世界はもう一段階進みます。AI、ビッグデータ、クラウド、そしてプラットフォーム経済。これらが社会の骨格になり始めたのが2017年前後です。さらに政治ではアメリカの保護主義、EUの動揺、中国の超大国化など、世界秩序の再編が加速。つまり2017年生まれの人は「安定したグローバル化の時代」ではなく「再編と競争の時代」に生まれています。そして日本では人口減少がはっきりと進み、社会のあらゆる制度が静かに変わり始めました。では、この年を“世代のドラマ”として見ていきましょう。
2017年生まれ世代の定義と時代背景
日本:景気回復の裏で「出生減」が常態になる
2017年の日本は安倍晋三政権、第4次安倍内閣の時代。経済政策アベノミクスは継続中でした。主要経済指標は、名目GDP:約545兆円、失業率:約2.8%(1994年以来の低水準)、日経平均:22,764円(年末)。日本経済はゆるやかな回復状態に見えます。
しかし、その裏で進んでいたのが出生数の急減です。2017年の出生数は94万6060人。戦後最低の更新。つまり2017年世代は、「100万人割れが常態化した世代」になります。
1973年は出生209万人。2017年は出生94万人。約半分以下。この人口構造が、将来の社会制度を大きく変えていきます。
世界:AI・プラットフォーム経済が社会の骨格になる
2017年前後から、AI、ビッグデータ、クラウド、プラットフォーム経済が、社会の裏方ではなく“骨格”になり始めました。政治の分断と経済の競争が重なり、世界は再編と競争のモードへ入っていきます。
2017年生まれは、変化が起きる時代ではなく、変化が前提の時代に育つ世代です。
日本を象徴する出来事TOP3(2017年)
第1位:天皇退位特例法成立
2017年6月、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立。約200年ぶりの天皇退位を可能にする法律でした。対象は明仁天皇。結果として2019年、平成から令和へ改元します。
つまり2017年生まれは、平成最後の2年間しか知らない世代になります。歴史的に見ると、元号が変わるタイミングは社会の節目になりやすい。この世代は「令和ネイティブ」と言えるでしょう。
第2位:仮想通貨ブーム
2017年、世界は突然「仮想通貨熱狂」に包まれました。代表例はBitcoin。2017年1月は約1000ドル、2017年12月は約2万ドル。つまり20倍という異常な上昇です。
日本でもbitFlyerなどの取引所が急成長し、サラリーマンが「仮想通貨億り人」になるなど社会現象化しました。この年は、デジタル資産時代の序章でした。
第3位:働き方改革の本格議論
2017年、日本政府は「働き方改革実行計画」を決定。背景には長時間労働、少子化、労働力不足があります。主な内容は残業時間上限規制、同一労働同一賃金、高度プロフェッショナル制度など。
この流れは働き方改革関連法(2018年)につながります。つまり2017年は、「日本の働き方を変える準備の年」でした。2017年世代が社会に出る頃、仕事の形は今とはかなり違う可能性があります。
世界を象徴する出来事TOP3(2017年)
第1位:トランプ政権スタート
2017年1月、Donald Trumpが第45代アメリカ大統領に就任。スローガンはMake America Great Again。政策は移民規制、保護主義、中国との貿易対立など。
この政権は戦後グローバル秩序への挑戦とも言われました。特に米中対立はこの頃から本格化し、2020年代の世界政治の中心テーマになります。
第2位:中国の超大国化
2017年、中国では習近平が権力をさらに強化。中国共産党大会で「習近平思想」が党規約に明記されました。これは毛沢東以来の位置づけとも言われます。
中国GDPは約12兆ドルで世界2位。AI投資、インフラ輸出、軍事拡張を加速。2017年頃から、米中二極時代がはっきり見え始めます。
第3位:AI社会の加速
2017年前後はAI爆発期でした。深層学習(Deep Learning)、ビッグデータ、GPU計算が揃い、Google・Amazon・MicrosoftがAI投資を急拡大。スマホの音声認識、翻訳、画像認識などが急速に進化しました。
つまり2017年は、AI社会の“助走が終わった年”と言えます。
2017年生まれは今何歳?
現在の西暦:2026年
生まれ年:2017年
現在の年齢:9歳
誕生日前なら:8歳
2026年時点で見ると、9歳前後。小学校低〜中学年の時期です。
学校入学・卒業タイミング(2017年生まれ)
2017年生まれの小学校入学は、一般的には2024年前後が目安です(学年は早生まれ等で前後します)。この頃、日本はコロナ社会から回復中でした。学校ではタブレット教育、デジタル教材、オンライン学習などが広がり始めます。
卒業の目安は、小学校が2030年前後、中学校が2033年前後、高校が2036年前後。この頃、日本社会はAI普及、労働人口減少、自動化拡大など大きく変わっている可能性があります。
同時代ヒットカルチャー(2017年前後)
2017年前後、アニメは「進撃の巨人」「けものフレンズ」。映画は「美女と野獣(実写)」。そしてゲームでは、Nintendo Switchが2017年3月に発売。携帯+据え置きのハイブリッド機という新ジャンルを確立し、ゲーム産業の流れを変えました。
前後年比較:2016・2017・2018
2016年:出生100万人割れが象徴化。
2017年:出生94万人。100万人割れが常態化していく。
2018年:出生91万人。急激な出生減少がさらに進む。
つまり2017年は、急激な出生減少の途中の年です。この少人数世代は将来、教育競争の変化、就職市場の売り手化など社会構造の変化を経験する可能性があります。
人生フェーズ総括:2017年生まれのあなたへ
2017年生まれの人生を想像してみましょう。2030年代はAI社会が本格化し、2040年代は人口減少社会が完成へ向かい、2050年代には新しい産業革命が進んでいる可能性があります。
つまりこの世代は、「未来の社会を普通として生きる人」です。親世代は「スマホがすごい」と驚きました。でも2017年世代は違う。彼らにとっては、AIが話し相手なのが普通になるかもしれません。
最後に一つ質問。もしあなたが2017年生まれなら、AIが多くの仕事をこなす社会で、あなたは何を人間の価値にしますか?知識?創造?共感?
未来の社会は、まだ、あなたたちの手の中にあります。